学習ノート

小柳手技療法の学習 評価法 足の観察

 
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 足から見る観察法

   
初心者のための観察法  

    評価法と銘を打っていますが、第4回まではどなたにも解りやすい下肢を中心とした
    施術を兼ねての観察法です。
    
実際の評価法(検査)は第5回からになります。 しばらくお付き合い下さい。
 
        歩く姿勢

   足は大地をしっかり踏みしめています。
   その足に故障があれば、当然ですがその上にある膝にも腰にも上体すべてに負担がかかります。
   頭部にまで影響を及ぼします。

   整体に限らず、
施術を行う場合には常に全体と部分をしっかり捉えることです。
   身体を観察するうえで
バランスが取れているかどうかは大切なことです。
   身体の支持性は男女では異なります。
   
女性の支持性は左、男性は右です。
   従って、女性の場合は左側がやや大きい方が良いと言う事になります。
   男性は同様な理由から右と言う事です。
 
     身体の支持性

   
支持性を頭に入れておき、身体の前後、左右、上下のバランスを観察することです。

   では具体的なことから少しずつお話してゆきましょう。      
   まず、下向き(伏臥位、腹臥位)になって寝てもらい観察しましょう。

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    足の形の種類

   いろいろな足の形があります。
   3番が良いですね。1,2 番は膝や骨盤に、痛み、変形、歪みなどがあるかもしれません。

   見かたとしては
両足底を同時に押して左右差を確認しましょう。
   左右の①~③列を同時に押圧し、負担のかかっている場所を確かめましょう。

       足底の押圧法

   足の裏の皮膚が黒ずんでいる所は体重がかかっている箇所です。
   角質、たこ、魚の目などがないか観察して下さい。
   歩き癖や体重のかかり方が顕著に現れますので丁寧に見て下さい。
   その際に足底筋膜(足の裏の中央部についている筋膜)など押圧してみて痛みは無いか、
   確認して下さい。
   次に片側ずつ更にしっかり触診しましょう。
       足底の観かた
   上記で示した箇所は比較的判りやすく、その箇所が硬いのであればトラブルの元になります。
   
1 の場合、そこがタコなどできて硬くなっているようでしたら、ハイヒールを履いて前のめり
   になっているかもしれません。

  
 2ですが、小趾が硬ければ間違いなくO脚、ガニ股です。
   足に負担のかかる場所が、外側と足の小指です。膝に負担がかかりますので長年の内に膝痛に
   なるかもしれません。
   靴の踵の部分の減りかたを見るとそれが簡単に分かります。きっと外側が減っているはずです。
 
  
 3 は踵がざらついていませんか。踵に体重がかかっているのです。腰痛があると推定できます。

   観察のポイント
    
   1)踵
   2)前の中足骨の部分
   3)内側と外側の縁の部分
   4)各指を一本ずつ調べます。
         足の観察

   相手の方の足への体重のかかり方の偏りを知ったら、その真似をしてみて下さい。
   相手の方の負担になっている所が自分の身体でも感じられるでしょう。
   背中などにも触れて感じて下さい。

   
★同じ格好をすることで負担のかかる場所が良く理解できます。
   硬くなっている箇所があったでしょう。そこを治療するのではありません。
   「足の負担」を取り除く施術をすることです。

   足関節や股関節をよく観察して調整しましょう。これは私たちの仕事です。
   特に左右差が著しい場合は靴の底にパットを敷いて調整して下さい。

   
■観察ポイント

   足のアーチ足の施術
   足の観察ポイント


      知っておきたい骨の名称
    足の骨の名称



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