学習ノート

評価法 実践的評価法 「骨盤3」

 
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  実践的評価法 「脊椎2」

   
評価法 脊椎2 

   
下肢のテスト 
   腰椎の観察で、①関節の炎症、②筋肉の緊張、③椎間板が原因なのかを見極めるために行う。
   椎間板のトラブルは神経根を圧迫するため坐骨神経や大腿神経の炎症を引き起こす。

   
● L3,L4神経反射テスト 膝蓋腱反射⇒膝のやや下部を叩打 L3,L4神経根の障害のサイン
    評価法 L3,L4神経反射テストの写真  評価法 L3,L4神経反射テストの打打法の写真

   患者をリラックスした状態で座らせ、打腱器で膝蓋腱を叩打し、どんな反応が足で起きるか
   観察する。
   痛みの度合いが左右で違う場合やどちらかだけが痛む時は神経の圧迫や炎症が起きていること
   が考えられる。

   
● 前脛骨筋筋力テスト L4神経根 足関節の筋力テスト
   評価法 前脛骨筋筋力テスト L4神経根 足関節の筋力テスト

   
● 足関節のテスト:足関節を内側に向け体制を保持してもらう。
   下向きあるいは外側に向けて患者の足首を押し筋力をテストする。
   押し返してもらう。このテストでは前脛骨筋が伸びる。
   (L4神経根が支配する筋肉)反射の低下が見られる場合や足関節を内返しする筋力が弱っ
   ている場合、あるいは足関節の内側にシビレがある場合はL4の椎間板に問題があること
   を示唆している。

   
● 長拇趾伸筋筋力テスト L5神経根 感覚テスト
   評価法 長拇趾伸筋筋力テスト L5神経根 感覚テスト
   足の甲にしびれた感覚がないかどうか、あるいは拇趾の伸筋が弱くないか調べる。
   患者に足の親指を上に曲げてもらう。下に向けて押し、筋力低下が見られる場合や、
   足の甲の感覚が無い場合はこれらの部位を支配するL5神経根に炎症があるか、
   圧力のかかり過ぎている。

   
● 外転筋筋力テスト S1神経根
   評価法 外転筋筋力テスト (S1神経根)
   患者の足関節を外側に向け、内側に向け押す力に負けないよう体制を保持してもらう。
   押し返す力が弱い場合S1神経根に圧力がかかっている。

   
● アキレス腱反射テスト  アキレス腱反射⇒アキレス腱踵骨部位を叩打
   足関節を上に向けて曲げ、後ろから軽く叩く。腱反射が低下している場合、
   S1神経根に圧力がかかっていることが考えられる。
   L5とS1の間の椎間板のトラブルが多い。

   
● スランプテスト
   評価法 スランプテスト
   坐骨神経の過敏症や炎症を確認するための行うテストがです。
   患者を座らせて頭を下げ前傾姿勢を取らせます。
   そして静かに足を上げさせます。
   そして膝をどれだけ伸ばせるのか確認します。
   反対側の脚も同様に、膝を伸ばした時に足が麻痺したように感じたり、
   痺れるような感覚があった場合は坐骨神経の障害があると考えられテストは
   陽性となります。
   またどちらかの足が十分に上がらない場合は患者の脳が足を上げることを抑制し
   坐骨神経が伸びることを防いでいることが考えられます。
   また炎症があるために動作が抑制されているとも考えられます。

   
● 上腹部の筋力テスト 
   評価法 上腹部の筋力テスト
   曲げた膝の上に手を置いて指先を膝の上方へスライドさせながら上体を起こしてもらう。
   呼吸を止めないようにあらかじめ指示する。
   一般的な腹筋運動ですが背中を支えながら行っても良い。
   患者さんには上体を上げたまま10~15秒間体制を保持してもらい、
   その間に腹筋を観察する。
   脆弱性や腹筋が震えたりしていないかなど確認する。
   腰の症状に何か変化はないか、痛みはないかなど患者に尋ねる。

   
● 下腹部の筋力テスト
   仰向けに寝てもらい膝を曲げる。
   腰はベッドから浮かないようにしながら腹部にそっと力を入れるよう指示する。
   ゆっくりと足を上げて痛みがあれば言う様に指示する。
   膝を90度に曲げさせ、片方の足を下げさせ、戻す。
   自転車のペダルを踏む要領です。

   繰り返し行わせ、スピードを早めさせます。
   下腹部の筋肉を触知し確かめる。2つの腸骨棘の中間です。
   下腹部の筋に震えがないか確認する。
   骨盤がベッドから浮かずに安定しているかも確認する。
   筋肉の震えや痛みがある場合や骨盤がベッドから浮く場合は止める。
   ※テスト部位:下部腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋

  
 ● SLRテスト 坐骨神経を伸展、インピンジメントテスト
   評価法 SLRテスト
   脊椎の評価を行う上でも重要なテストです。
   仰向けに寝てもらい、足は伸ばしておく。
   片方の足を徐々に上げていき、痛みを感じない高さまで上げる。
   次は下げる。
   痛みを感じない高さまで下げたら、その高さで坐骨神経を伸ばす。
   患者のつま先を鼻の方向へ向け背屈させる。
   足関節を背屈させることで再び下腿部に痛みを感じるのであれば、
   坐骨神経が過敏になっていると考えられる。
   腰椎の椎間板に接している腰椎神経根が過敏になっている。


   次は 評価法の実際 「脊椎3」
 

                                  
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