HOME > 学習ノート > 整体の基本 経絡の簡単な覚え方 > 十四経発揮 ■ 経絡を覚える目的は何でしょうか。 目的 手指を用いて身体に触れ、虚実を確認し、治療につなげること。 手指で感じるなら、手指で治療ができる。 または身体には触れず、気を感じとり、治療につなげること。 気で感じることが出来るのなら、気で治療ができる。 経絡をイメージできるようになるまでには、やはり基本から学ばなければなりません。 その基本となるのが、十四経発揮ですが、その前に一般的な経絡を覚えましょう。 1.初めに経絡の名前と順番を覚えましょう。 1. 肺(経) 2. 大腸 3. 胃 4. 脾 5. 心 6. 小腸 7. 膀胱 8. 腎 9. 心包 10. 三焦 11. 胆 12. 肝 13. 督脈 14. 任脈 裸足の医者が慎重に坊主のぽーさんを担架に乗せて特別任務は終了。 はだし(肺、大腸)の医者(胃、脾)が慎重(心、小腸)に坊主(膀胱、腎)のぽーさん(心包、三焦) 担架(胆、肝)に乗せて特別任務(督、任)は終了。※脾をしに、腎をずにしています。 2.次に・・・14経絡の道筋を覚えましょう。 例えば、❶手の太陰肺経 は11のツボがあります。 中府(ちゅうふ)から始まり終わりは少商(しょうしょう)です。 ❶を上越新幹線と思って下さい。 ツボは東京~上野~長岡~新潟駅のことです。 新幹線でも北海道、東北、秋田、山形、上越 、北陸、山陽 、東海道、九州まで、これら多数の路線が ありますから自分の地域と無関係な路線名や駅名はなかなか覚えることが出来ません。 これが人体には14本ですから、最初は戸惑いますが先程の「上越新幹線の始発駅と終着駅の2つだけを 覚えて下さい」と言われたらどうでしょうか? たった2つなら簡単ですよね・・・東京駅と新潟駅です。 但し、ある程度勉強をしてからという条件が付きますが、どこからどこへ繋がっているのかを迷った時 の覚え方です。 迷った時に役に立ちますから覚えましょう。 ■記憶しやすいように左右の手の指を使いましょう。 左手は経絡通りに、拇指は肺経、第2指は大腸経と覚えて行きます。 本来なら足の指を使いたいのですが、右手に置き換えましょう。 語呂合わせで → の順で覚えましょう ■手の指の覚え方ー 小心者の小指君、三振したので大敗だ。 ■小心(小腸、心)者の小指君、三振(三焦、心包)したので大敗(大腸、肺)だ ■足を右手に変えた場合 悲観した異人さんが田んぼに落ちた。 ■悲観(脾、肝)した異人さん(胃、腎)が田んぼ(胆、膀胱)に落ちた。 ●普通の場合の足の指の覚え方ー悲観すな、遺産が無くても田んぼがあるさ。 悲観(脾、肝)すな、遺産(胃、第3指はない)が無くても田んぼ(胆、膀胱)があるさ。 ※腎を入れる場合の覚え方ー腎はどこにあるの? そこ(底)にあるよ。 それでは、覚え方はそれぞれの経絡の始めと終わりのツボの場所に指を置きます。 上記のイラストを参考になさって下さい。 ●例えば、肺経の流注は胸の中府穴~拇指の少商穴ですから、拇指を胸の所の中府に置きます。 ●大腸経は左手の第2指ですから、左手の第2指を右の小鼻の脇に置きます。 反対側の迎香になりますから、右側です。 ●胃経は顔から足に行きますから、足(右手)の第2指を目の下に置きます。 右手であかんべーしたら胃経なのです。 簡単ですね、もう覚えましたね。 このようにして、・・・これを12経絡すべて当てはめて覚えるのです。 手に覚えこませると便利です。 督脈と任脈は簡単ですからそのまま覚えましょう。 まず経絡の簡単な覚え方をぜひ試してみて下さい。 3.それが済んだら、十四経発揮を学習して下さい。 必ず良い治療に結びつくはずです。 どんな勉強も一日にしてはならずですが、愉しみながら覚えて行きましょう。 これから学んでゆく内容です。 ● 十四経発揮 1.経絡分類と記憶法 2.ツボの名前 3.十四経 ① 手の太陰肺経 ② 手の陽明大腸経 ③ 足の陽明胃経 ④ 足の太陰脾経 ⑤ 手の少陰心経 ⑥ 手の太陽小腸経 ⑦ 足の太陽膀胱経 ⑧ 足の少陰腎経 ⑨ 手の厥陰心包経 ⑩ 手の少陽三焦経 ⑪ 足の少陽胆経 ⑫ 足の厥陰肝経 ⑬ 督脈 ⑭ 任脈 3.評価法 1)足 ①痛みと足の診かた ②足・脚の診かた2 2)膝 ①膝の診かた1 ②膝の診かた2 3)骨盤 ①骨盤・股関節の診かた 1 ②骨盤・股関節の診かた 2 ③骨盤・股関節の診かた 3 4)脊椎 ①脊椎の診かたを学ぶ 1 ②脊椎の診かたを学ぶ 2 ③脊椎の診かたを学ぶ 3 ④脊椎の診かたを学ぶ 4 5)肩・頚部 ①肩・頚部の診かたを学ぶ 1 ②肩・頚部の診かたを学ぶ 2 ③肩・頚部の診かたを学ぶ 3 ④肩・頚部の診かたを学ぶ 4 ⑤肩・頚部の診かたを学ぶ 5 次は |
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